2008年05月14日
父の十八番
昨日は娘の担任の先生が我が家を訪れる
家庭訪問の日だった。
ただ 最近の家庭訪問事情を知らない私は
ちょっと気がかりになり、お客様などにお聞きし
事前に情報集めをしてみた。
お茶だけ出して 玄関先で少ししゃべって終了
そんな方がほとんどであったが、
『お茶も出さなくて結構です』 という
学校からのお便りが回ってきたという話も聞かれた。
また 先生をお部屋にお通しし、ケーキと紅茶で
もてなすのが慣わしという学校もあった。
その場合、大概 先生は出されたケーキに手をつける事はなく
帰りに そのケーキを他に3・4個余分に買っておいたケーキと共に箱に入れ
『よろしかったら 他の先生方と どうぞ』 と言って
お土産としてお渡しするのだと言う。
その学校では先生へのお土産も当たり前らしく、
手作りクッキーを焼いたりしてお渡しする方もいらっしゃるそう。
そんな話を聞き へぇ〜へぇ〜と感心しつつも
今回 2時半から15分間の訪問予定だったので
『3時のおやつには ちょっと早いかな』 という勝手な私の一存で
お茶におしぼりを添えてお出しするだけにした。
マズかったかな・・・。
我が家近辺は道が狭い上、電信柱やフタのない側溝など障害が多いため
慣れていない方にとっては ちょっと難儀するところ。
だから先生の車がやって来るのが見えた時、
駐車スペースへと誘導するため、私はすぐさま家を飛び出した。
でも 運転の下手な私は 誘導するのも下手である。
何度もハンドルを切り返してもらいながら先生にはご面倒をおかけしてしまった。
『こっちのタイヤは大丈夫で〜す』
『ちょっと このままじゃギリギリで〜す』
そんな事を言ってる時 ふと
左斜め上空に何か気配を感じた。
目をやると 2階の窓から コソッとこっちを見下ろしている父と目が合った。
左頬を柱にピトッとくっつけ 上から垂れ下がっているレースのカーテンが
父の頭頂から側頭部・右頬を通ってアゴへと輪郭に沿ってピッタ〜ッと添わされている。
全くの顔だけが そこにあった。
『そうじゃなくって〜』 って 私の誘導を じれったく思ってるんやろなぁ・・・
なんて 父の気持ちを想像していたら、ヒョコッと父の顔の下の方から手が出てきて
手首をグルグル高速回転し始めた。
始まった 始まった
父の十八番である。
先生がお見えになると知った父は 先生が到着する5分前に2階へ避難していた。
しかし、何度も車を出し入れする音が気になったのかチラッと覗いたのだろう。
父の手首をグルグルするパントマイムから察すると
『車をもう一度 道に出して ハンドルを右にめぇいっぱい切ってから入れなさい』
と言っているのだろう。
多分・・・。
父は説明が下手だ。
というか 私が父の説明を理解出来ないだけかもしれない。
私が駐車する際にも父は私の車の前に立ちはだかり
どう車をバックさせていけば良いか指示を出す事がよくある。
その時、手首をグルグルグルグル回す。
父の回す手首の方向にハンドルを切るよう教えてくれてはいるのだろうが
その回し方が やたらと速く 遠心力がつきすぎて 一体どっちに回しているんだか
さっぱり見えない。
しかも こっちに指先を向けて 大きく手を回してくれてるのなら まだしも
手首を下にダランと垂らしたまんま まるでボールの中の卵をかき混ぜているような
感じでグルグル回すもんだから 益々分からない。
分からないもんだから 私も適当にハンドルを切ってみる。
すると クッと一瞬眉間にシワが寄り 手の動きが さらに勢いづく。
すると 『あっ 違うんだ』 と分かり、私はハンドルを逆に切る事が出来るのだ。
そんな父の面倒見の良さ、その責任感は とっても有り難い。
だが、出来れば放っといていただいた方が もっともっと有り難い。
運転している私の前で、読み取れない速度で手首をグルグル回されても
運転が苦手な私にとっては その段々険しくなっていく あなたの表情が
逆にプレッシャー以外何者でもないのです。
見てもらってない方が気楽なんでございます。
私の勘も そろそろ信じてもらっても良い頃かと・・・
一生懸命やってくれてる父に対して 『迷惑』 なんて口が裂けても言えないが
ちょっとでも車が真っ直ぐに停められていない事が許せない 父の性格。
ガソリン価格が高騰している今、
『幅寄せが十分でないから』
『ちょっと曲がっているから』 などと
父の手首の指示に従って何度も車の出し入れを繰り返していると
ガソリン減って仕方ないんですけど・・・
その内、手首の方も やられてしまいますぞ ゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
三重県鈴鹿市のエステティックサロン Beauty air Yukiのサイトはこちら
家庭訪問の日だった。
ただ 最近の家庭訪問事情を知らない私は
ちょっと気がかりになり、お客様などにお聞きし
事前に情報集めをしてみた。
お茶だけ出して 玄関先で少ししゃべって終了
そんな方がほとんどであったが、
『お茶も出さなくて結構です』 という
学校からのお便りが回ってきたという話も聞かれた。
また 先生をお部屋にお通しし、ケーキと紅茶で
もてなすのが慣わしという学校もあった。
その場合、大概 先生は出されたケーキに手をつける事はなく
帰りに そのケーキを他に3・4個余分に買っておいたケーキと共に箱に入れ
『よろしかったら 他の先生方と どうぞ』 と言って
お土産としてお渡しするのだと言う。
その学校では先生へのお土産も当たり前らしく、
手作りクッキーを焼いたりしてお渡しする方もいらっしゃるそう。
そんな話を聞き へぇ〜へぇ〜と感心しつつも
今回 2時半から15分間の訪問予定だったので
『3時のおやつには ちょっと早いかな』 という勝手な私の一存で
お茶におしぼりを添えてお出しするだけにした。
マズかったかな・・・。
我が家近辺は道が狭い上、電信柱やフタのない側溝など障害が多いため
慣れていない方にとっては ちょっと難儀するところ。
だから先生の車がやって来るのが見えた時、
駐車スペースへと誘導するため、私はすぐさま家を飛び出した。
でも 運転の下手な私は 誘導するのも下手である。
何度もハンドルを切り返してもらいながら先生にはご面倒をおかけしてしまった。
『こっちのタイヤは大丈夫で〜す』
『ちょっと このままじゃギリギリで〜す』
そんな事を言ってる時 ふと
左斜め上空に何か気配を感じた。
目をやると 2階の窓から コソッとこっちを見下ろしている父と目が合った。
左頬を柱にピトッとくっつけ 上から垂れ下がっているレースのカーテンが
父の頭頂から側頭部・右頬を通ってアゴへと輪郭に沿ってピッタ〜ッと添わされている。
全くの顔だけが そこにあった。
『そうじゃなくって〜』 って 私の誘導を じれったく思ってるんやろなぁ・・・
なんて 父の気持ちを想像していたら、ヒョコッと父の顔の下の方から手が出てきて
手首をグルグル高速回転し始めた。
始まった 始まった
父の十八番である。
先生がお見えになると知った父は 先生が到着する5分前に2階へ避難していた。
しかし、何度も車を出し入れする音が気になったのかチラッと覗いたのだろう。
父の手首をグルグルするパントマイムから察すると
『車をもう一度 道に出して ハンドルを右にめぇいっぱい切ってから入れなさい』
と言っているのだろう。
多分・・・。
父は説明が下手だ。
というか 私が父の説明を理解出来ないだけかもしれない。
私が駐車する際にも父は私の車の前に立ちはだかり
どう車をバックさせていけば良いか指示を出す事がよくある。
その時、手首をグルグルグルグル回す。
父の回す手首の方向にハンドルを切るよう教えてくれてはいるのだろうが
その回し方が やたらと速く 遠心力がつきすぎて 一体どっちに回しているんだか
さっぱり見えない。
しかも こっちに指先を向けて 大きく手を回してくれてるのなら まだしも
手首を下にダランと垂らしたまんま まるでボールの中の卵をかき混ぜているような
感じでグルグル回すもんだから 益々分からない。
分からないもんだから 私も適当にハンドルを切ってみる。
すると クッと一瞬眉間にシワが寄り 手の動きが さらに勢いづく。
すると 『あっ 違うんだ』 と分かり、私はハンドルを逆に切る事が出来るのだ。
そんな父の面倒見の良さ、その責任感は とっても有り難い。
だが、出来れば放っといていただいた方が もっともっと有り難い。
運転している私の前で、読み取れない速度で手首をグルグル回されても
運転が苦手な私にとっては その段々険しくなっていく あなたの表情が
逆にプレッシャー以外何者でもないのです。
見てもらってない方が気楽なんでございます。
私の勘も そろそろ信じてもらっても良い頃かと・・・
一生懸命やってくれてる父に対して 『迷惑』 なんて口が裂けても言えないが
ちょっとでも車が真っ直ぐに停められていない事が許せない 父の性格。
ガソリン価格が高騰している今、
『幅寄せが十分でないから』
『ちょっと曲がっているから』 などと
父の手首の指示に従って何度も車の出し入れを繰り返していると
ガソリン減って仕方ないんですけど・・・
その内、手首の方も やられてしまいますぞ ゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


